FA カップ 4 回戦、リヴァプールがプリマスに敗れる
FA カップ 4 回戦で、リヴァプールがプリマス・アーガイルに 1-0 で敗れました。

遠藤航フル出場のリヴァプール、2 部相手にまさかの黒星…3 季ぶりの優勝を目指した FA 杯は 4 回戦で敗退
FA カップ 4 回戦が 9 日に行われ、プリマス・アーガイル(2 部)とリヴァプールが対戦した。
アクリントン・スタンリー(4 部)との 3 回戦を 4-0 の完勝で突破し、6 シーズン連続で 4 回戦へと駒を進めたリヴァプール。今季より指揮を採るアルネ・スロット監督の下でプレミアリーグ首位に立つ同クラブは、カラバオ・カップでも決勝進出を決めるなどチャンピオンズリーグ(CL)も含めた“四冠”に向け順調なシーズンを送っている。
対するは、2 部クラブながらブレントフォードを破って 4 回戦進出を決めたプリマス・アーガイル。リヴァプールに所属する日本代表 MF 遠藤航はアンカーとして先発した。
試合は立ち上がりからリヴァプールにアクシデントが発生。負傷からの復帰戦となったジョー・ゴメスが座り込んでプレー続行が不可能に。アイザック・マバヤとの負傷交代を余儀なくされ、11 分にピッチを退いた。スロット監督は早々にプランの変更を強いられてしまい、遠藤はポジションをセンターバックに移した。
その後はリヴァプールが支配率で相手を大きく上回るものの、プリマス・アーガイルも集中力を保ちながら粘り強い守備で対応。互いに得点機を作れないまま時間が経過し、スコアレスでハーフタイムに突入した。前半終了時点でリヴァプールが放ったシュートは 3 本。いずれもボックス外から記録しており、プリマス・アーガイル のシュート数 4 本を下回る数字となった。
そんななか、52 分にプリマス・アーガイルが決定機を作り出す。右サイド深くでスローインを得ると、マシュー・ソリノラがボックス内に長いボールを投げ入れる。トレイ・ナイオニが頭でクリアしたこぼれ球を、ダルコ・ギャビがエリア内で回収。後ろ向きの体勢でゴール方向にボールを蹴り、ディフェンスに入ったハーヴェイ・エリオットの手に接触する。主審は PK を宣告し、プリマス・アーガイル がビッグチャンスを獲得。ライアン・ハーディーがキックを沈めて先制点を挙げた。
勢いに乗るホームチームは、61 分にハーフライン左の位置でフリーキックを奪取。キッカーはロングフィードを選択し、ニコラ・カティッチが打点の高いヘディングでボックス中央に折り返す。コスタス・ツィミカスが触れたボールがゴール前に流れ、ハーディーが素早く反応。胸トラップから右足でシュートを放つが、惜しくも右ポストに嫌われてしまった。
反撃を試みるリヴァプールだが、ターンオーバーによるメンバー変更の影響なのか攻撃の糸口を見つけられずにゲームは終盤へ。結局、そのまま最後まで同点弾は奪えず試合は終了。プリマス・アーガイルがリヴァプールを 1-0 で下して 5 回戦に駒を進めた。
【スコア】 プリマス・アーガイル 1-0 リヴァプール
【得点者】 1-0 53 分 ライアン・ハーディー(PK/プリマス・アーガイル)