【カーリング】北海道銀行が快進撃!若きカーラーたちの躍進にライバルも脱帽
カーリングの日本選手権で快勝した北海道銀行。若きカーラーたちの戦いぶりには、ライバルチームからも称賛の声が上がっている。

北海道銀行が快勝!若きカーラーたちの躍進にライバルも脱帽
カーリングの日本選手権 7 日目(8 日、神奈川・横浜 BUNTAI)、女子準決勝は北海道銀行が北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)に 11―5 で快勝した。若きカーラーたちの戦いぶりには、ライバルチームからも称賛の声が上がっている。
決勝へのチケットを手にすると
サードでスキップの仁平美来の目に涙がにじんだ。2026 年ミラノ・コルティナ五輪への道をつなぐには、今大会での優勝が絶対条件。2―2 で迎えた第 3 エンド(E)に 4 点を奪取して流れを引き寄せ、中盤は LS の猛攻を耐える。後半には再びリードを広げて、試合を優位に進めた。それでも仁平は「つらかった」と吐露した上で「正直、本当にホッとしたのが一番の気持ち」と安堵の表情を浮かべた。
急成長中の北海道銀行
急成長中の北海道銀行は、今季だけで世界ランキングを 30 位台から 9 位にまで上げた。ワールドツアー世界最高峰・グランドスラム(GS)などの国際大会でも LS を下すなど、堂々たるパフォーマンスを見せている。これには LS のセカンド・鈴木夕湖も「本当に投げもうまいし、チームワークとかコミュニケーションの部分、雰囲気もすごくいい」と目を丸くする。
LS と言えば抜群のコミュニケーション力が持ち味だが
LS と言えば抜群のコミュニケーション力が持ち味だが、北海道銀行も見劣りしないという。「特にリード(中島未琴)とセカンド(山本冴)がすごくポジティブにコミュニケーションをとっていて常に明るい。私も参考になるなと思うし、そんなにチーンとなることがない。本当にすごくいいチーム」と強さの要因を分析した。
すでに SC 軽井沢クラブと LS は 9 月のミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦への進出が決定済み
すでに SC 軽井沢クラブと LS は 9 月のミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦への進出が決定済み。北海道銀行は 9 日の決勝でフォルティウスに勝利すれば、三つどもえ決戦への挑戦権を得られる。「優勝して五輪につなげるように頑張りたい。自信がある」と仁平。世界レベルのスキルを自信に、頂点へ駆け上がる。