ジミー・バトラー、ウォリアーズ移籍会見で古巣ヒートに皮肉「もう出場停止はない」
ジミー・バトラーがゴールデンステイト・ウォリアーズへの移籍会見で、古巣マイアミ・ヒートに対する皮肉を連発。新天地での再起に意欲を見せる。

バトラー、ウォリアーズ入団会見で古巣ヒートに皮肉
2月7日(現地時間6日)、ジミー・バトラーがゴールデンステイト・ウォリアーズへの移籍会見を行った。昨年末からトレードの噂が頻発していたバトラーは、マイアミ・ヒートでの出場停止処分を繰り返した末にチームを去ることとなった。
出場停止処分の経緯
バトラーが最初の出場停止処分を受けたのは、1月3日に「プレーする喜びを取り戻したい。(ヒートでは)それができない」と発言したことがきっかけだった。ウォリアーズ入団会見では、「再びバスケットボールをプレーできることが嬉しい」と語り、新天地での再起に意欲を見せた。
契約延長と移籍の理由
バトラーは今回のトレードで、2025-26シーズンから2年の契約延長を締結したと報じられている。会見でこの件について問われると、「嬉しいことではあるけど、移籍を決めた大きな理由はそれではない」とし、古巣への皮肉を込めて次のように語った。
「このチームに来た最大のポイントは、僕が再びバスケットボールをプレーできるということなんだ。長い間続けてきたことを、引き続きコートでやっていきたい。それだけなんだ。楽しんで、笑って、走る。単なる有酸素運動みたいなことはしたくないんだ。今はすごく、すごく幸せだよ。もう出場停止をくらわなくて済むんだからね」
ヒート時代の功績
ヒート在籍時のバトラーは、2019-20シーズン、2022-23シーズンと2度にわたりチームをNBAファイナルに導き、その勝負強さから“プレーオフ・ジミー”のニックネームで愛されていた。しかし、出場停止を繰り返したまま移籍に至ったため、ヒートとの別れ方は決して気持ちの良いものとは言えない結末を迎えた。
記者の質問とバトラーの返答
記者から移籍に至った経緯について「後悔はないか」と聞かれると、バトラーは再び皮肉交じりのコメントを残した。
「後悔は一つだけあるよ。マイアミに自分のコーヒーショップをオープンしたばかりなんだ。もうあの店には行けないから、サンフランシスコにもオープンしないと」
ドンチッチとの対比
バトラーと同様にトレードデッドライン間際に放出されたルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、自身が在籍したダラス・マーベリックスに対して「もう一つの故郷」と呼び感動的なメッセージを残している。ドンチッチとは対照的とも言える“悪役”のような去り方を徹底しているバトラーだが、ウォリアーズでどのような活躍を見せることができるか。
今後の試合
ウォリアーズは9日、敵地でシカゴ・ブルズと対戦する。