U-20日本代表GK後藤亘、アジアカップでのリベンジを誓う
U-20日本代表GK後藤亘が、U20アジアカップに向けて意気込みを語りました。過去の経験を糧に、さらなる成長を目指します。

ハイレベルなGKチームでの成長
U-20日本代表GK後藤亘(FC東京)は、ハイレベルなGKチームの中で守護神争いを続けています。彼は「みんな世代は違うけど、(中村)圭佑はアドバイスとかいい声掛けをしてくれて、(荒木)琉偉もプレーで魅せるし声もかける。けっこういいGKチームでできている」と、ここまでの国内合宿を振り返りました。
練習試合での苦戦と反省
来週にAFC U20アジアカップ開幕を控えるU-20日本代表は、4日にAC長野パルセイロと練習試合を実施。45分3本形式で合計3-1で勝利を収めました。後藤は2本目に出場。勢いよく戦えた1本目から、2本目は長野の強度も増したこともあり、後方でのビルドアップで苦戦しました。「チーム全体が後ろでつなぐつなぐみたいになって前にうまく運べなかった」と後藤は振り返ります。自陣近くでの味方のボールロストからゴール前でシュートを打たれると、後藤は止め切れずに無念の失点を喫しました。
過去の経験を糧に
味方のボールロストだが、後藤はベクトルを自らに向けました。「もう少し前をうまく使ったり、ガンガン来るので背後を自分でも見られればよかった」と反省。各選手バラバラのコンディションを揃える意味合いの強い練習試合。そのなかで後藤にとっても感じるところのある試合内容だったようです。
新シーズンに向けての意気込み
FC東京U-18から今季トップ昇格し、クラブでのキャンプを経て代表合流。FC東京のGKは4人ともにアカデミー出身という体制のなかで、後藤もレベルの高い時間を過ごしました。「(野澤)大志(ブランドン)くんはA代表に呼ばれ、(波多野)豪くんもスタメンを張っていた。(小林)将天も身近でずっとやってきた仲」と各選手の良さに目を見張りながら「それでも自分が負けたくないところもある」と強調。「いいところをしっかり盗んでやっていければ」と新シーズンに向けて意気込みました。
U-17世代での経験
U-17世代では後藤が正守護神としてU17アジア杯やW杯で出場しました。U17アジア杯ではチームの優勝に貢献し、最優秀GK賞を受賞。しかし当の本人は「自分でいいのかなという感じだった。個人の出来としては全然だったので」と振り返ります。「自分の苦手なところとかウィークがわかった」大会と表現。自身の手応えと最優秀GKという肩書がマッチしなかったからこそ、今大会に懸ける思いも強い。「それも含めて、やり返したい大会です。今回は」とやる気をみなぎらせていました。