【大学野球】高山裕次郎、神奈川大入寮!プロを目指す4年間の挑戦
健大高崎の高山裕次郎が神奈川大学野球部寮に入寮。プロを目指す4年間の挑戦が始まる。

高山裕次郎、新たな挑戦の始まり
2025年2月7日、健大高崎(群馬)のセカンドとして昨春のセンバツ優勝に貢献し、侍ジャパン高校日本代表の正二塁手としても活躍した高山裕次郎内野手(18歳)が、神奈川大学野球部寮に入寮した。高山は、神奈川大学リーグの通算116安打という記録を持つソフトバンクのドラフト2位ルーキー・庄子雄大の記録を更新することを目標に、新たな挑戦に臨む。
新たな環境での決意
高山は、茶色のスーツ姿で入寮し、その表情には活力がみなぎっていた。「ずっと待ちに待っていました。違う環境でできるのを楽しみにしていたので、最初から全力でできるような準備と覚悟を持ってやってきました。楽しみな気持ちが一番大きいかな、と思います」と語った。
健大高崎では前橋市内の自宅から自転車で約1時間の通学をしており、寮生活は初めてだ。神奈川大学を選んだ理由について、高山は「早いうちから声をかけてもらった大学の一つで、ずっと気になっていました。練習に来た時、自分が全力で野球に打ち込める環境だなと感じたので、そこが一番の決め手かなと思います」と説明した。
プロへの道
高山は、4年後のプロ入りに照準を絞っている。神奈川大学から昨秋のドラフト2位で庄子がソフトバンクに入団したことが、彼にとって確かな道標となっている。「高校3年間でやってきたことと、大学4年間の7年間の全てを出し切って、4年後にはプロを目指してやっていこうと思います。庄子さんは神奈川リーグの安打記録も作っていましたし、そこを超えたいと思います」と意気込みを語った。
父からの激励
高山の父・健一氏は広島スカウト(53歳)。現役時代は西武で同校の岸川雄二監督(51歳)とチームメートだった縁もある。父からは入学に際して「頑張れよ」と声をかけられた。岸川監督も「庄子が安打記録を作って2位でプロに行った。それを超えて1位で行けるように」と期待を込めた。
これからの4年間
高山は、ミスター・チルドレンをこよなく愛し、中でも「終わりなき旅」が心のベストテン第1位だ。「ヒットの数にこだわりを持って、飛び抜けた成績を出せるようにしていきたい」と語る高山。もっと大きなはずの自分を探す、4年間の旅が始まった。
プロフィール
- 名前: 高山裕次郎(たかやま・ゆうじろう)
- 生年月日: 2007年1月8日
- 出身地: 群馬・前橋市
- 身長・体重: 174cm、79kg
- 投打: 右投左打
- 経歴: 荒牧小1から前橋北部スターズで野球を始め、南橘中では前橋ボーイズでプレー。健大高崎では1年春からベンチ入り。2年春からレギュラー。甲子園に3度出場。昨春センバツでは正二塁手として優勝に貢献。
- 好きな言葉: 「一瞬に生きる」
- 記録: 50メートル走6秒3、遠投105メートル