侍ジャパンの守護神候補、平良海馬が新たな挑戦へ
西武の平良海馬投手が侍ジャパンの守護神候補に選ばれ、2026年WBCに向けた意欲を語る。

平良海馬の意欲
西武の平良海馬(25)は、宮崎・南郷で行われている春季キャンプにて、侍ジャパンの井端弘和監督(49)の前で二度目のブルペン入りを果たしました。この日、井端監督は平良を2026年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の守護神候補として名前を挙げると、平良は「選ばれたら出たいと思いますし、そのためにもシーズンをけがせずにやっていきたい」と力強く語りました。
院向きの投球を見せた平良は、井端監督との談笑の後にブルペンへ移動。約35球を投げ、自身の調子を確かめました。井端監督は「12球団見渡しても、日本人のクローザーは少ない。そこをやってもらえるのはすごくありがたい」と期待を寄せ、平良の成長を楽しみにしています。
限界を乗り越えた平良
平良は昨季、先発転向2年目で右前腕の張りを訴え長期離脱を余儀なくされましたが、8月に復帰後は中継ぎに回り、17試合で防御率2.12という好成績を残しました。最初は先発としてのキャリアを続けることを希望していた平良ですが、球団との話し合いの中で守護神としての役割を果たすことに決めました。
2021年の東京五輪では金メダル獲得に貢献した平良は、初のWBC出場に向けて「やっぱり代表に入れるということは価値があるし、うれしいこと」と目を輝かせています。新たな挑戦に向けた平良の姿勢は、多くのファンに希望を与えることでしょう。