バルセロナのクリスティアン・カテーナ氏が清水エスパルスで指導者セミナーを開催
J1清水エスパルスがバルセロナのクリスティアン・カテーナ氏を招き、サッカー指導者向けセミナーを開催。ユース育成のノウハウを伝授。

2025年6月30日、J1清水エスパルスは静岡市内で、18歳未満から12歳未満のサッカー指導者を対象としたセミナーを開催しました。講師として、スペイン・バルセロナで14シーズンにわたり育成年代を指導してきたクリスティアン・カテーナ氏を招へいしました。清水ユースの沢登正朗監督(55歳)をはじめ、県内外の指導者150人が2時間にわたって熱心に耳を傾けました。
カテーナ氏は、スペイン代表MFガビなどを育てた実績を持ち、セミナーでは複数のスライドや動画を駆使して、練習法やボールの動かし方を詳しく解説しました。「積み上げていくことで15、16歳でもトップでデビューできる選手ができる」と強調し、選手が戸惑わないようクラブで「統一の言語」を作ることなど、具体的かつ示唆に富んだアドバイスを提供しました。
このセミナーは、清水の反町康治GM(61歳)の親交から実現しました。反町GMは「エスパルスを強くするだけでは限界がある。県全体が強くなれば競争力が上がる」と、清水以外の組織にも門戸を開いた理由を明かしました。カテーナ氏は今後、清水下部組織の練習や試合を視察し、フィードバックを行う予定です。また、トップチームの町田戦も観戦する予定です。反町GMは「色々やりたい」と、今後も同様の活動を継続する方針を明らかにしました。
このセミナーを通じて、清水エスパルスは県全体のサッカーレベル向上を目指し、ユース育成に力を入れていく姿勢を示しました。