【大学野球選手権】神奈川大、初戦敗退の裏にあった松平快聖投手の奮闘と今後の展望
神奈川大が全日本大学野球選手権で初戦敗退。松平快聖投手の奮闘と今後の展望に注目。

神奈川大の初戦敗退
2025年6月10日、東京ドームで行われた全日本大学野球選手権の1回戦で、神奈川大は近大に0-8で敗れ、初戦敗退を喫しました。3年ぶり28度目の出場となった神奈川大ですが、7回コールドゲームという結果に終わりました。
松平快聖投手の奮闘
先発投手としてマウンドに立った松平快聖投手(4年=市原中央)は、191センチの大型サンダーマリンとして期待されていましたが、2回途中で5失点と振るいませんでした。松平投手は試合後、「1イニングで5点も取られたことはない。甘い球を仕留められて悔しい」と語りました。
アンダースローへの挑戦
松平投手は中学時代にアンダースローに出会い、その独特の投球フォームを武器にしてきました。中学卒業時には188センチにまで成長し、「これだけ身長があって、アンダースローはいないのでやっていったら、どんどん結果がついていった」と振り返ります。市原中央高校でもその個性を買われ、背丈とともに投球技術を伸ばしてきました。
今後の展望
最速138キロながら、スライダーやカーブなど4種類の変化球を投げ分ける松平投手は、「プロでもアンダースローで勝負する方は一握り。自分は同じアンダースローでも違ったものを出せる」と自信を見せています。今回の全国舞台での敗戦は悔しいものの、信じた道を突き進むことを止めるつもりはありません。
リベンジへの決意
座右の銘に「下克上」を掲げる松平投手は、「高校の時から無名というか、あまり名が挙がっていなかった。その中で近大さんのような強いチームを倒していけるように」と前を向いています。リベンジに燃える秋に向けて、再び全国の舞台に戻ってくるべく、さらなる成長を期しています。