野沢大志ブランドンがベルギー1部アントワープへ完全移籍!FC東京の若き守護神が欧州挑戦へ
FC東京のGK野沢大志ブランドンがベルギー1部のアントワープに完全移籍。若き守護神の欧州挑戦が始まる。

野沢大志ブランドンのベルギー移籍が決定
FC東京のパリ五輪代表GK、野沢大志ブランドン(22)がベルギー1部のアントワープに完全移籍することが3日、決定的となった。複数の関係者によれば、メディカル検査を残すのみでクラブ間合意が成立しており、渡欧後の正式契約を待って正式発表される予定だ。
クラブの慰留を振り切り、本人の意思を尊重
シーズン中の移籍に際し、FC東京側は全力で慰留に努めたが、最終的には本人の意思を尊重した。野沢は違約金110万ドル(約1億5700万円)を残して海を渡ることになる。
下部組織出身の野沢のキャリア
下部組織出身の野沢は2020年に飛び級でトップチームに昇格。J3、J2時代の盛岡で武者修行を積み、2023年に復帰すると定位置を奪取し、日本代表にも初選出された。昨夏のパリ五輪では代表入りを果たしたものの、ピッチに立つことはできず悔しさが残った。
欧州挑戦への意欲
野沢はさらなる成長を求め、欧州挑戦の夢を抱いてきた。ベルギーの地から1年後に迫る北中米W杯出場を目指していく。
FC東京の代役確保
FC東京は既に野沢の代役を確保。サウジアラビア1部アルシャバブを退団した元韓国代表GK、金承奎(キム・スンギュ、34)の獲得が決定的で、一両日中にも正式発表されるという。
野沢大志ブランドンのプロフィール
- 生年月日: 2002年12月25日
- 出身地: 沖縄県宜野湾市
- 所属歴: 琉球、FC東京のアカデミー出身
- J1通算試合数: 52試合
- 代表歴: 世代別代表、A代表初選出(2023年12月)、アジア杯メンバー(2024年1月)、パリ五輪代表(2024年)
- 身体的特徴: 身長1メートル93、体重90キロ、利き足は右
ロイヤル・アントワープについて
ロイヤル・アントワープはベルギーのアントワープを本拠に1880年創設。2022-23シーズンに66年ぶり5度目のリーグ優勝を果たした古豪で、今季は5位。1992-93年にはカップウィナーズ杯で準優勝を経験。チームカラーは赤と白。日本代表MF三好康児が2023年まで4年間在籍していた。本拠地はボサイルスタディオンで、収容人数は約1万6000人。