F1モナコGP FP2:赤旗2回の波乱!ハジャーの3輪走行とピアストリのクラッシュで緊迫のセッション
F1モナコGPのFP2では、ハジャーの3輪走行とピアストリのクラッシュにより赤旗が2回発生。ローソンが5番手、角田はフェルスタッペンと僅差の11番手。緊迫したセッションの詳細を解説。

F1モナコGP FP2のハイライト
F1第8戦モナコGPのフリー走行2回目(FP2)が行われ、波乱の展開となりました。セッション中に赤旗が2回も発生し、ドライバーたちの緊迫した走行が続きました。
ハジャーの3輪走行
アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、トンネル出口のシケインで左側のガードレールにリアタイヤを接触させ、タイヤが脱落するアクシデントに見舞われました。ハジャーはアイルトン・セナ柄のヘルメットで臨んでおり、ステアリングを叩いて悔しさをあらわにしました。その後、ハジャーはマシンを降りずに3輪のままピットまで走行し、マシンを修復。しかし、修復後もターン1出口でスライドしてしまい、左リアをガードレールに接触させ、反動で左フロントも当ててしまいました。ハジャーは無線で自分を責める一幕もありました。
ピアストリのクラッシュ
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、ターン1のブレーキングでタイヤをロックさせ、白煙を上げながらバリアにクラッシュしました。勢いそのままに突っ込む形となり、FP2で2回目の赤旗中断が発生しました。ピアストリはフロントウイングを失った状態で自力でピットに戻りました。
トップタイムとホンダRBPT勢
FP2のトップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録し、2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)でした。ホンダRBPT勢では、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの計4台がホンダ・レーシング(HRC)製のパワーユニット「ホンダRBPT」を搭載しています。マックス・フェルスタッペンは10番手、角田裕毅は11番手でした。F1で初めてモナコを走るレーシングブルズの2人は、リアム・ローソンが5番手、アイザック・ハジャーが6番手でした。
今後の展開に期待
今回のFP2では、アクシデントや赤旗中断が続き、ドライバーたちの実力とマシンの性能が試されるセッションとなりました。今後の予選や決勝レースでのさらなる激闘が期待されます。