元横浜FMのエリキが神戸で古巣を破る!J1制覇の記憶と新たな挑戦
元横浜FMのFWエリキが神戸で古巣を破り、J1制覇の記憶と新たな挑戦について語る。

2025年5月21日、J1第13節延期分の試合で、ヴィッセル神戸が横浜F・マリノスを2-1で破りました。この試合で先制点を奪ったのは、2019年に横浜FMでJ1制覇に貢献したFWエリキでした。
前半19分、MF扇原貴宏の浮き球パスに反応したエリキは、ペナルティエリア内でボールを強引に収め、GK飯倉大樹をかわすループシュートでネットを揺らしました。このゴールについて、エリキは「ホンちゃん(DF本多勇喜)の素晴らしいロングスローから始まり、セカンドボールをタカ(扇原)が競り勝ってくれたおかげ」とチームメートに感謝しました。
また、エリキは日産スタジアムでのプレー経験を活かしたフィニッシュワークについて「アウトサイドでコントロールした後、日産スタジアムの芝生の特性が今回いい方向に働いた」と振り返りました。
今季神戸に加入したエリキは、扇原との再会について「マリノスでプレーしていた時もいい関係で、人間的にも素晴らしい人だと思っていた」と満足げに語りました。
しかし、自身のゴールによるセレブレーションは控えめでした。「家族とも今日の試合前に話していて、神戸の一員として点を取るためにここに来るけど、点を取れたとしても派手に喜ぶのは控えたかった。自分のサッカーキャリアを過ごした大切な思い出のクラブだから」と述べました。
現在、横浜FMはJ1リーグの最下位に沈んでいますが、エリキは「僕は極端にポジティブな人間。ブラジル人選手たちもそうだし、今日素晴らしいゴールを決めたキー坊(MF喜田拓也)や松原選手など個人で流れを変えられる良い選手たちが揃ったチーム。クラブも底力のある偉大なクラブなので、必ず巻き返していい成績を残して終わるだろうと思う」と太鼓判を押しました。
エリキは、古巣への敬意を欠かさず、新たな挑戦に臨んでいます。