【MLB注目ルーキー】西武・篠原響、第2の山本由伸として期待される理由
西武のドラフト5位ルーキー・篠原響が、第2の山本由伸として注目を集めています。その理由と今後の成長に期待が寄せられています。

篠原響、新たなダイヤモンドの原石
西武ライオンズのドラフト5位ルーキー・篠原響投手(18)が、第2の山本由伸として注目を集めています。21日現在、イースタンリーグ6試合(27回1/3)に登板し、3勝2敗、防御率2・30、21奪三振、2四球という成績を残しています。特に制球力を示す指標「K/BB(奪三振÷与四球)は10・50と高い数値を示しており、プロ入り後のわずかな期間で質のいい直球は150キロを超えるようになりました。
注目の試合
4月13日のイースタン・リーグ、巨人戦では坂本を3球三振に仕留め、5月16日の同DeNA戦でも筒香を内角151キロの速球で見逃し三振にしました。これらの活躍により、篠原の評価はさらに高まっています。
スカウトの評価
潮崎シニアディレクターは篠原について「アイツがすごいのは巨人の坂本とかDeNAの筒香とか名前のあるバッターが出てくると、突然ギアが上がるところ。それまで140キロ前半のストレートしか放っていなくて、大丈夫かなと思って見ていると、坂本が出てきた途端、150キロを投げだす。高校を卒業したばかりで(相手を見ながら)手抜きをして投げているところがすごい。松坂(元西武、レッドソックスなど)の1年目を見ているよう」と称賛しています。
今後の展望
篠原担当の安達スカウトは「将来的にドジャースの山本由伸投手のように育ってほしい。3年目ぐらいまでに頭角を現し、4年目ぐらいから活躍してくれたら」と育成プランを語っています。しかし、もし想定を超える成長曲線を描くことになれば、1年目での一軍デビューもあり得ないことではありません。
過去の例
2015年8月2日のソフトバンク戦でデビューした高卒1年目の高橋は8月の5試合に登板し4勝1敗、防御率2・96で月間MVPを受賞。18歳6か月での受賞は1999年、松坂の18歳10か月を更新する最年少記録となりました。果たして篠原はどうなるか、今後の活躍が期待されます。