新濱立也、交通事故からの復帰練習開始 スピードスケート選手の不屈の精神
スピードスケート男子500メートル日本記録保持者の新濱立也が、交通事故後の初練習を公開。不屈の精神で復帰を目指す。

2025年5月7日、スピードスケート男子500メートルの日本記録保持者である新濱立也(28)が、宮崎で交通事故後の初めての練習を報道陣に公開しました。4月16日に沖縄・石垣島でのロードバイクトレーニング中に交通事故に巻き込まれ、顔面骨折や左膝の負傷など重傷を負った新濱選手は、顔の整復手術を受けた後、激しい運動が制限される中で固定した自転車をこぐ練習を約30分行いました。
練習中、新濱選手の顔にはまだ腫れが残っており、「(状態は)20%もない」と語りましたが、「2月のミラノ・コルティナ五輪で結果を残すことが今シーズンの目標。強い気持ちで挑んでいきたい」と前向きな姿勢を見せました。
昨年3月にも練習中の転倒で腰椎を骨折するなど、2年連続で重傷を負った新濱選手ですが、「自分の想像よりは早く回復しているのかな」と回復への期待を語りました。また、妻であるカーリング女子のロコ・ソラーレのリード、吉田夕梨花の存在も大きく、「どんな状況下でも支えてくれる家族がいるというのは心強いのかな」と家族の支えに感謝の意を表しました。
新濱選手は、大事な人からの後押しを受け、逆境をはね返す姿勢で復帰への道を進んでいます。今後の活躍が期待されます。