ジェイコブス晶、フォーダム大転学で新たな挑戦へ
ジェイコブス晶がNCAAディビジョンIのフォーダム大に転学し、新たな挑戦を始める。

2025年4月16日、NCAAディビジョンIに所属するフォーダム大ラムズは、ジェイコブス晶の転学を正式に発表しました。ジェイコブスは自身のSNSで「Committed @FordhamMBB !! Let’s go Rams(進学を決めました。ラムズ、一緒に頑張ろう!)」と投稿し、新たな舞台への意気込みを示しました。
ジェイコブスは過去2シーズン、ビッグウエスト・カンファレンスのハワイ大に所属し、2024年夏にはパリ五輪の男子バスケットボール日本代表に最年少の20歳で選出されました。彼は3試合すべてに出場し、2024-25シーズンには30試合に出場、平均18.9分のプレータイムで6.9得点、2.6リバウンド、0.6アシストを記録しました。
フォーダム大はニューヨークに位置し、アトランティック10カンファレンスに所属しています。同カンファレンスには渡邊雄太(千葉J)が卒業したジョージ・ワシントン大も含まれています。2024-25シーズンはカンファレンス最下位だったフォーダム大ですが、今季に向けてカリフォルニア大学リバーサイド校でヘッドコーチを務めていたマイク・マグパヨ氏を招聘するなど、チームの強化を図っています。
マイク・マグパヨ氏はフィリピン出身の両親を持つアメリカ人で、アジア系としてNCAAディビジョンIで初めて勝利したコーチであり、2023年にはBig West年間最優秀コーチに選出されています。
かつては転学をすると1年間出場できませんでしたが、2021年に「ワンタイム・トランスファー・ルール」が採択され、NCAAディビジョンIでプレーする学生アスリートは1回限りの例外として、転学後すぐに出場資格を得られるようになりました。そのため、ジェイコブスも2025-26シーズンからプレー可能と見られています。
ジェイコブス晶の新たな挑戦が、フォーダム大とNCAAの舞台でどのような結果をもたらすか、今後の活躍に注目が集まります。