大相撲春巡業:琴桜の逆襲への決意と夏場所への挑戦
大関琴桜が春巡業での逆襲を誓い、夏場所に向けての準備と決意を語る。

2025年4月16日、茨城県つくば市で行われた大相撲の春巡業で、大関琴桜(27)=佐渡ケ嶽=が逆襲に向けて静かに闘志を燃やした。この日、琴桜は錦木、王鵬、平戸海を相手に10番相撲を取り、9勝1敗という成績を収めた。
琴桜は「正面から当たりたかった」と試合の狙いを明かし、初場所では5勝10敗と不振だったが、春場所では8勝を挙げ、かど番を脱出した。しかし、本来の相撲が取れていないと感じている。
夏場所(5月11日初日、両国国技館)に向けて、琴桜は「変わらない。自分らしい相撲が取れるか。悪いイメージを残してもしかたない。その中で自分に必要なものは何か考えてやってきた。経験は積めた」と語り、自信を見せた。
不振の原因を重圧とする声に対しては「何も感じない。人の意見は人の意見。その一言で片付られると苦労しない」と意に介さなかった。
琴桜の今後の活躍に注目が集まる。