【MLB】ドジャースのマイケル・グローブ、右肩手術で今季絶望 ブルペン陣に影響
MLB のドジャースに所属する右腕マイケル・グローブが、右肩関節唇の修復手術を受け、今季を全休する見込みです。これにより、ドジャースのブルペン陣に影響が出る可能性があります。

ドジャースのマイケル・グローブが右肩手術で今季絶望
日本時間 3 月 10 日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は右腕マイケル・グローブが右肩関節唇の修復手術を受け、今季を全休する見込みであることを明かした。キャンプの早い段階で開幕に間に合わない見込みであることは発表されていたが、2 月下旬には投球練習を取りやめ。最終的には手術が必要との判断に至ったようだ。ロバーツ監督は「彼は右肩の状態が思わしくないなかでも投げたがっていたから、手術には落胆していた。本来の投球を取り戻すためには仕方ないことだ」と語った。
マイケル・グローブのプロフィールと昨季成績
現在 28 歳のグローブは 2018 年ドラフト 2 巡目指名でドジャースに入団。マイナーでは先発投手として育成され、2022 年にメジャーデビューを果たしたが、先発では思うような結果を残せず、徐々にロングリリーフ要員としての起用が増えていった。メジャー 3 年目の昨季は 39 試合(うち 2 先発)に登板して 51 イニングを投げ、4 勝 4 敗、7 ホールド、防御率 5.12、54 奪三振を記録。右肩の不調で地区シリーズのロースターから外され、シーズン終了となった。
ブルペン陣への影響と今後の展望
グローブはドジャースのチーム内において、決して必要不可欠の重要な戦力ではなかったが、エバン・フィリップス、マイケル・コペック、エドガルド・ヘンリケス、ブルスダー・グラテロルとブルペンに故障者が増えているなかで、ロングリリーフもこなせるグローブが今季絶望となり、ブルペンの層はさらに薄くなった。タナー・スコット、カービー・イェーツ、ブレイク・トライネン、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダと主に勝ち試合の継投を担う投手の顔ぶれは充実しているが、それ以外のメンバーにはやや不安を残す。
開幕時点のブルペンにはトニー・ゴンソリンとダスティン・メイの先発 5 番手争いに敗れたほうがロングリリーフ要員として名を連ねるほか、ベン・カスパリアス、ジャスティン・ロブレスキーといった若手の抜擢も予想されている。故障しているリリーバーが戻ってくるまでのあいだは、彼らの頑張りで戦力ダウンをカバーしていく必要がありそうだ。