広島、ルーキー中村がゴールを決める！ハイプレスと速さで勝利

広島、ルーキー中村がゴールこじ開ける…速さ生かし決勝弾

J1 リーグは第 4 節の 6 試合が行われ、柏が浦和に快勝した。町田は名古屋に競り勝ち、広島は横浜 C、G 大阪は東京 V をともに終盤の得点で退けた。岡山と清水の昇格組対決はドローに終わり、新潟と C 大阪も引き分けた。

広島 1-0 横浜 C

広島が放ったシュート 12 本のうち、ゴール枠内を捉えたものはわずかだった。主導権を握りながらゴールが遠く、もどかしい展開。それでも、勝ち切るところに、今の広島の強さがある。

お家芸のハイプレスでボールを奪い、サイド攻撃を重ねた。30 分頃にはルーキーの FW 中村のクロスを FW 加藤がスルーし、新エースの FW ジャーメインがシュートを放つ好連係も見せた。ようやく実ったのは 78 分、MF アルスランの縦パスを追った中村の足に相手GK のクリアボールが当たり、ゴール。中村は「運良く入った」と振り返ったが、持ち味のスピードが決勝点を呼び込んだ。

アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）2 を戦う過密日程に加え、2 月末には下部組織出身の FW 満田が移籍した。この日は終盤にアルスランが負傷退場と不安要素は多いが、「やることは変わらない。気を引き締めてやっていくしかない」と加藤。チーム状況は決して楽観視できないだけに、つかみ取った勝ち点「3」は大きい。（岡田浩幸）

広島・スキッベ監督

「勝利に値する（内容だった）。ただ、ひどいファウルがあっても（主審が）流す状況があり、非常に残念」

横浜 C・四方田監督

「得点（すること）を考えれば、フィニッシュにつながる場面を増やさないといけない」