ドジャースのダスティン・メイ、復帰登板で無失点
ドジャースのダスティン・メイ投手が、23 日のオープン戦で今季初登板初先発。最速 95.0 マイルのフォーシームを武器に 1 回 1 安打無失点と好投し、開幕ローテーション入りをアピールした。

ドジャースのダスティン・メイ、復帰登板で無失点
ドジャースのダスティン・メイ投手は 23 日(日本時間 24 日)、アリゾナ州グレンデールで行われたパドレスとのオープン戦で今季初登板初先発。最速 95.0 マイル(約 152.9 キロ)のフォーシームを武器に 1 回 1 安打無失点と好投し、開幕ローテーション入りをアピールした。
命の危機を乗り越えた。2 度目の右肘手術から復活を目指していた昨年 7 月。夕食で食べたサラダが喉に詰まった。水で流し込もうとしたが、喉に痛みが走った。「全身が熱くなったんだ。お腹まで届かずに胸で止まってしまったんだ」。深夜に緊急手術。11 日間の入院生活を余儀なくされた。
100 マイル(約 161 キロ)を超える高速シンカーを武器にする 198 センチ右腕。本来なら昨秋にも復帰する見通しだったが、全てが白紙となった。そして、この日が“メジャー復帰登板”だった。結果は二の次。マウンドを下りる際には帽子で顔を覆った。
「アメージングな気持ちだ。たとえ無失点で終えられなかったとしても、ベンチにいられることだけでいい気分だ。『生きている』って思ったよ! ここにいられることに感謝したね! 肩の荷がおりたし、とても興奮した。新しいスタートを切ったという感じかな」
チームの開幕ローテは山本由伸、佐々木朗希、スネル、グラスノーの 4 投手が決定的。残り 1 枠をゴンソリン、ミラーらと争う。「ここにいられることに、より感謝するようになった。(今までと比べて)ハッピーに感じるようになったよ。食事は通常に戻っている。もう早く飲み込むのはやめるよ。基本的なことだね」と笑顔を見せていた。
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