J2 大宮が完封で開幕 2 連勝!DF 濱田水輝が堅守に自信
J2 第 2 節で大宮が 1-0 で勝利し、開幕 2 連勝を飾った。DF 濱田水輝が堅守を支え、指揮官も信頼を寄せる。

J2 大宮が完封で開幕 2 連勝!DF 濱田水輝が堅守に自信
RB 大宮アルディージャは 2 月 22 日、J2 第 2 節でヴァンフォーレ甲府とホームで対戦。1-0 で勝利した。
会場の NACK5 スタジアム大宮では、試合を通じて強風が吹き荒れていた。そのためか、前後半で流れが変わる展開に。大宮は風上だった前半は 13 分に FW 藤井一志の得点で先制するなど、ほぼワンサイドに持ち込んだ。だが、風下に回った後半は一変。相手に押し込まれる時間も長かった。
そのなかで、3 バックのセンターでフル出場し、チームの完封勝利に貢献したのが DF 濱田水輝だ。得意のエアバトルで相手 FW を圧倒し、クロス対応も盤石だった。
濱田を中心とした安定感のある守備は、指揮官の決断にも影響を与えた。最少リードかつ劣勢のなかで、長澤徹監督が選手交代に踏み切ったのは終盤になってからだった。
1 回目の FW 豊川雄大から MF 中山昂大への交代は 74 分。2 回目の“3 枚替え”(MF 茂木力也から DF 浦上仁騎、MF 泉柊椰から DF 関口凱心、FW 藤井一志から FW 富山貴光)は 87 分になってから。その理由は、守備陣への信頼だったという。
「耐えられると思っていました。大丈夫だろうなと。ディフェンス陣の様子を見ていたら、パニックも何も起こしていなかったので」
濱田にその話を伝えると「中でも冷静な声がけができていたし、あと 30 分、あと 1 時間あってもできたんじゃないか。それぐらい余裕がありました」と胸を張った。
自身はマッチアップしたマテウス・レイリアと、彼に代わってハーフタイムに投入された三平和司の両 FW を抑え込み、「それが自分の仕事なので。しっかり仕事ができたと思っています」と振り返った。
チームとしては「後半は苦しい展開でしたけど、チーム全員でゴールを守る。冷静に対処できた結果なので、非常に自信になる良い試合でした」と総括した。
次節は 3 月 2 日、ロアッソ熊本と今シーズン初の敵地での戦いに臨む。34 歳の DF は「自分たちの戦い方は変わらず、90 分通して強度の高いサッカーを体現したいです」と意気込んだ。