熊野輝光さん、四国アイランドリーグ plus 香川監督就任
元阪神スカウトの熊野輝光さんが、四国アイランドリーグ plus 香川の監督に就任。若者たちと共に NPB 入りを目指す。

熊野輝光さん、四国アイランドリーグ plus 香川監督就任
元阪神スカウトの熊野輝光さんが、四国アイランドリーグ plus 香川の監督に就任し、2 月 1 日から始まったキャンプを率いている。
熊野監督は現役時代は俊足強打の外野手で、香川・志度商(現・志度高)―中大をへて日本楽器(現・ヤマハ)に入社。1984 年ロサンゼルス五輪では日本代表の主将として金メダルの獲得に貢献し、翌 85 年に 27 歳で阪急(現オリックス)入り。パ・リーグ新人王を獲得するなどレギュラーとして活躍した。
1994 年限りで現役を引退した後はオリックスでコーチを務め、97 年からスカウトに。2013 年から昨年までは阪神に在籍し、今年のドラフト 1 位の伊原(NTT 西日本)、同 2 位の今朝丸(兵庫・報徳学園高)の両投手が最後の担当選手となった。
「これまではプロに入りたい選手をふるいにかける側だった。今度は何とかプロに入れようという方の立場だからね」と熊野監督。昨年までと立場が入れ替わり、狭き門をくぐる“難しさ”と向き合う。
「プロではじっくり育てることもできる。独立リーグの選手は 1 年 1 年が勝負。どうしても気持ち的に焦る」と話す。今年は 37 選手のうち 14 人が新人。メンバーが入れ替わるサイクルは早い。
「選手と面談していると、全員が NPB に入りたいと言う。もちろん、全員は無理。それでも一人一人の長所を伸ばしていいところを抜けたものにしていきたい」と語る熊野監督。プロ側が求めるのは秀でた才。その厳しい合格ラインを知っているからこそ、選手の背中を押す手にも力が入る。
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