大谷翔平、投打二刀流で調整 実戦的な守備練習にも参加
ドジャースの大谷翔平投手が、アリゾナ州グレンデールキャンプで投打二刀流での調整を行いました。

大谷翔平が二刀流調整 投手では実戦的な守備練習参加も…練習場所に迷う二刀流ならではの悩みも
ドジャース・大谷翔平投手(30)がアリゾナ州グレンデールキャンプ6日目の17日(日本時間18日)、投打二刀流での調整を行った。
まずは重さの異なる「プライオボール」を使って壁当てをすると、小走りで移動。向かったグラウンドで練習メニューを再確認すると、間違っており、思わず苦笑いで、グラブをたたきつける仕草も見せた。その後はキャッチボールを行うと、走者もつけた投手と内野陣による守備練習に参加。投手復帰へ向けてより実戦的な動きも増えてきた。投手調整を終えると、バットを持って室内練習場に向かい、バットを振り込んでいた模様だ。さらにはおもりを引っ張るトレーニングなども行い、汗を流した。
15日(同16日)ブルペンで14球を投げた大谷は、前日の16日(同17日)に「プライオボール」を使って壁当てを行うと、1度クラブハウスに戻ってグラブをバットに持ち替え、室内練習場に向かって打撃練習を行った。
キャンプイン前からキャンプを行う球団施設で精力的に動いていた大谷。キャンプ初日だった12日(同13日)からキャッチボールに屋外でのフリー打撃(16スイングで10本柵越え)を行う二刀流調整を見せた。キャンプ2日目の13日(同14日)は練習を行わない「完全休養日」としたが、14日(同15日)にキャッチボールと打撃ケージ内での打撃練習。15日(同16日)にはブルペン入りして14球を投げ、最速94マイル(約151キロ)をマークした。
大谷はキャンプ初日に、昨年11月に手術を受けた左肩の状態について「完全に違和感がないという状態ではない」と話し、練習中にはたびたび気にする仕草も見せているが、投打で力強い動きを見せている。20日(同21日)からはオープン戦がスタート。打者としては序盤から出場し、3月18日に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦へ調整していく。5月頃の復帰が見込まれる投手は、3月中旬までのキャンプ中に打者相手に投げる段階にまでステップアップすることが予定されている。