萩原利久が語る NBA の魅力と今季注目ポイント
俳優の萩原利久さんが、WOWOW NBA のイベントに出演し、NBA 愛を語り尽くしました。直近のトレードや、ウォリアーズへの思い、オールスターの思い出などについて語りました。


萩原利久が語る NBA の魅力と今季注目ポイント
俳優の萩原利久さんが、WOWOW NBA のイベントに出演し、NBA 愛を語り尽くしました。直近のトレードや、ウォリアーズへの思い、オールスターの思い出などについて語りました。
混乱をきたしたドンチッチのトレードについて、萩原さんは「他のトレードだと、全部を理解できなくても、背景などからなんとなく“こういう年だしな”とか“こんな感じなのかな”と想像しますが、あのトレードはどうあがいても無理で、“お願いクリスさん”という状態でした(笑)」と語りました。
また、今回は忙しいトレードデッドラインでしたが、他に気になったトレードはディアロン・フォックス(元サクラメント・キングス)のサンアントニオ・スパーズへの移籍でした。萩原さんは「スコアラーであって、自分でも切り込むことができ、外からも打てる、極めてクリエーション能力の高いガードが、ウェンビー(ビクター・ウェンバンヤマ/サンアントニオ・スパーズ)と一緒にプレーするなんて。クリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)とチームメートになった時点でもウェンビーのグレードが一段階上がった感じがありましたが、(このトレードで)いよいよ止められなくなってくると思います。ここからまだ 30 試合くらいあると考えると、スパーズもプレーオフに絡んでくるチームになっちゃったなと」と語りました。
推しのウォリアーズと競っていることについて、萩原さんは「そうなんですよ! プレーイン・トーナメントまでいけるギリギリのラインがこれまでのウォリアーズの感じでしたけど、最近ポートランド(・トレイルブレイザーズ)も強いおかげで、13 位くらいまでがプレーオフを争う感じになり、ちょっと困りましたね(笑)。ウェスト(ウェスタン・カンファレンス)が活発になるトレードが多くあったなという印象です」と語りました。
個人的にはジミー(・バトラー/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のトレードについて、萩原さんは「(アンドリュー・)ウィギンズが(マイアミ・)ヒートに移籍したという事実が、ジミー獲得のうれしさとぶつかり合っています。ウィギンズは優勝シーズンのプレーオフでエースストッパーとして活躍してくれましたし、個人的にはすごく思い入れがある選手でした。つくづく、同じチームにずっといるって難しい、NBA って本当に予想ができないなというのを体感するトレードシーズンでした」と語りました。
バトラー加入後のウォリアーズが 2 試合を消化しました(2 月 11 日時点)がどうですか?について、萩原さんは「“プレーオフ・ジミー”と呼ばれるくらいなので、もちろん彼のことは知っていましたし、試合を見る機会もこれまでありましたが、この 2 試合で彼が想像以上に球離れの良いスター選手だなという印象を受けました。プレーオフ・ジミーの印象が強すぎて、全部「俺がやってやるぜ」な選手かなと思いきや、状況によってパスが正解ならそれもするし、リバウンドやルーズボールに全力で飛び付く感じは、よく考えれば最近ウォリアーズにちょっと欠けていて、(それができないがゆえに)チームが乗り切れていない部分でもあったと思います。大ベテランがああいうプレーをすることで、チーム全体でジミーの覇気をまとうことができれば、ここからもうちょっと上を目指していけるのかなと。たった 2 試合でしたけど、もうすでにジミーに対しての期待が上がっています」と語りました。
NBA の見方がかなりのガチファンという印象を受けました(笑)について、萩原さんは「いやあ、だいぶウォリアーズびいきではあるんですけどね(笑)」と語りました。
ステフィン・カリーが一番好きとのことですが、カリー以外の選手では?について、萩原さんは「クレイ(・トンプソン/ダラス・マーベリックス)とドレイモンド(・グリーン/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は同じように見てきたので、そこは切り離せないですね。ウォリアーズ以外の選手からピックするとなると、カワイ(・レナード/ロサンゼルス・クリッパーズ)です。ウォリアーズとしてはボコボコにされたので何とも言えないところがありますが、NBA ファイナルという舞台で、無限に外さず、まるでサイボーグのように淡々とプレーしたあの姿は、今でも決して良い思い出ではないです。ただ一選手として見た時に、攻守ともに良くて勝負強さも持っている。色んな意味で忘れられない選手になったなと思います。そこからクリッパーズに移籍して、ケガもありましたが、この前の復帰戦もちゃんと見ち�いましたね。やっぱり強いカワイがリーグにいることが僕は好きなんだと思いました」と語りました。
ウィギンズの話でも触れていましたが、好きな選手に関してはディフェンスをかなり重視するんですね。について、萩原さんは「そうですね。オフェンスってどうしても、どんなに強い選手でも好不調がある以上、ディフェンスはそういうのがあまりないのかなと素人的には思っています。本当に完璧なディフェンスをやってそれでも決められたら、それはもう相手を褒めるしかない。勝負を決める瞬間ってどうしてもオフェンスに目がいきがちですけど、やっぱり良いディフェンスが優勝を近づけるのかなと思っています。だからこそ、攻守ともに強い人は、僕にはとても魅力的に映りますね」と語りました。
イベントでのトーク内容や、今話してみても、かなり NBA ニュースを追われていますよね。について、萩原さんは「追っていますね。同じように追っている友達がいるので常に情報交換もしていますし、そういう情報は好きです。実は結構、数字を見るのが好きです。色んな記録がいっぱいあるじゃないですか、1 試合で 8 本以上 3 ポイントを決めた回数だとか、そういうニッチな数字とかを見るのが好きです。今シーズンの(ニコラ・)ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)を見ると、本当に信じられない数字を出していますよね。あれだけ色々できて、さらに 3 ポイントもリーグトップクラスなのは、もう反則だなって思って見ています(笑)」と語りました。