車いすテニスの魅力を伝える小田凱人らのスペシャルマッチ

車いすテニスの魅力を伝える小田凱人らのスペシャルマッチ

パリ・パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで金メダルに輝いた世界ランク 1 位の小田凱人選手が 16 日、有明テニスの森（東京都江東区）でテニスイベントに参加。世界ランク 15 位の荒井大輔選手とエキシビションマッチに臨み、世界トップレベルのプレーを披露した。代名詞のバックハンドを繰り出すと、会場に集まった約 1300 人のファンから大きな歓声が沸き起った。

イベントでは普段の練習メニューも紹介。参加者から「車いすをグルグル回しても酔わないんですか」と質問を受けた小田選手は、「今は慣れて酔わなくなったが、小学 4 年生の頃は気持ち悪くて練習ができないこともあった」と幼いころのエピソードを明かした。

車いすテニスという競技については、「まだマイナー競技だと思う。魅力を伝えるために結果をもっと出したい」と意気込み、「これからもランキング 1 位で居続けたい。また勝ちを伸ばしていければ」と目標を語った。

会場で観戦した東京都江戸川区の小学 4 年、岸本琉司さん（9）は「動きが速く、車いすを使っていない人とも互角にラリーができていてすごかった。2 人の姿を見て憧れた」と笑顔で話していた。