カーリングの新星!札幌国際大 19 歳が来年リベンジ宣言
19 歳の敦賀心羽子が率いる札幌国際大学カーリングチームが日本選手権で活躍。彼女は長野五輪代表の叔父を持ち、自身も世界ユニバーシティー冬季大会で金メダルを獲得。来年のリベンジに向けて意気込みを語る。

カーリングの新星!札幌国際大 19 歳が来年リベンジ宣言
2025 年 2 月 2 日から 9 日まで神奈川・横浜 BUNTAI で開催されていたカーリングの日本選手権は 8 日間の熱戦を終え、男子は SC 軽井沢クラブ、女子はフォルティウスがそれぞれ優勝を果たした。両チームは 3 月に開幕する世界選手権(男子はカナダ、女子は韓国で開催)の代表切符を獲得するとともに、9 月に実施される 2026 年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の日本代表候補決定戦に進出を果たした。
大会期間中、ある新鋭チームが旋風を巻き起こした。リザーブを含むメンバー 4 人全員が 19 歳の若手で構成された北海道ブロック代表の札幌国際大学である。
同チームは 1 次リーグ初戦、いきなり 2019 年大会覇者の中部電力と対戦。格上相手に劣勢が予想されたが、序盤から一進一退の好勝負をみせ、第 9 エンドに 1 点を奪うと 7 対 5 で逃げ切り大金星を挙げた。
勢いはさらに続き、2 戦目のチーム大阪戦は一度も相手に主導権を与えず、16 対 0 のコンシード完勝を収めた。続くロコ・ソラーレ(3 対 10)、北海道銀行(2 対 10)には完敗したが上位 3 チームが進める 2 次リーグに進出。結果的に決勝トーナメントには進めなかったが、日本一を決める大舞台で存在感を発揮した。
そんなフレッシュなチームの中心はスキップの敦賀心羽子(こはね)。2005 年 9 月 21 日生まれの大学生は、1998 年長野五輪カーリング日本代表の敦賀信人さんを叔父に持つカーラー一家で育った。小学 2 年生から競技を始め、メキメキと実力を磨くと昨年 4 月に札幌国際大学に進学。今年 1 月に行なわれた世界ユニバーシティー冬季大会では日本代表として金メダル獲得に大きく貢献した。
今大会に臨むにあたり、彼女はヘアスタイルを黒からピンクを基調とした色に染めた。長身ですらりとした脚の長さに加え、スタンドから見ても目立つ髪色にした理由を訊くと、「なんか目立ちたいとかそういうことではなくて...ボブにしたかった」と茶目っ気ぽく明かし、「(見た目が)少し暗いイメージになってしまうので。ボブのハイトーンをちょっとやってみたくて。今はスキップなので、髪が邪魔にならなくていいので今のタイミングでやりました!」と笑いながら話し、オシャレに気を使う女子学生らしい一面をのぞかせた。