久保建英が不出場のRソシエダード完敗、公式戦連勝3でストップ リーグ順位は 11 位に後退
レアル・ソシエダードの MF 久保建英は 0-3 で敗れたアウェーのベティス戦でベンチ入りしたが、今季リーグ戦で初めて出番がなかった。

Rソシエダード、公式戦連勝 3 でストップ
レアル・ソシエダードは前節エスパニョール戦でスペインリーグ 4 試合ぶりの勝利を挙げ、7 位に浮上。続く 3 日前の欧州リーグ・決勝トーナメントプレーオフ第 1 戦ではアウェーでミッティラント(デンマーク)に 2-1 に勝利し、公式戦 3 連勝を達成した。アルグアシル監督はその試合から、アランブルとブライス・メンデス 以外のスタメン 9 人を入れ替える大幅なローテーションを実施。システムはいつも通りの 4-3-3 で、久保はベンチスタートとなった。
ベティス、欧州カンファレンスリーグで快勝
ベティスは前節セルタ戦に 2-3 で敗れ、スペインリーグで 11 位と調子を落としているが、3 日前の欧州カンファレンスリーグ・決勝トーナメントプレーオフ第 1 戦ではヘント(ベルギー)に 3-0 で大勝した。ペジェグリーニ監督はベジェリン、カルバーリョ、フォルナルス をけがで欠く中、ヘント戦からスタメンを 7 人変更。システムは 4-2-3-1 で、冬の移籍市場で一番の注目選手となったアントニーがスタメンに名を連ね、久保とかつてチームメートだったクチョ・エルナンデスがベティスデビューを飾った。
序盤は激しいパスワークの攻防
欧州カップ戦出場権争いのライバル同士の対決は序盤、イスコを中心としたベティスのパスワークを封じ込めるためにRソシエダードが激しくいき、ファウルを頻発した。
Rソシエダード、一人少なくなる
その後、手詰まり状態が続く中、Rソシエダード は 20 分、中盤でヘスス・ロドリゲスにアゲルドのミスパスをカットされてカウンターを受け、最終ラインでスベルディアがファウルで止めたため一発退場となった。
ベティス、PK を外す
これにより数的有利となったベティスが主導権を握り、イスコのスルーパスに抜け出したアントニーがペナルティーエリア内でアイエン・ムニョスに倒され PK を獲得。これをロ・チェルソが蹴るも、レミーロに完璧にセーブされた。
前半終了間際、R ソシエダード が惜しいシュート
それ以降もベティス 優勢の流れは変わらず、35 分にヘスス・ロドリゲスの放ったシュートがポストをたたく。劣勢だったRソシエダード は前半終了間際、スチッチが一瞬の隙を突いて強烈なミドルシュートを放つが、惜しくもクロスバーに直撃した。
ベティス、後半に追加点
後半も主導権を握ったのはベティス。6 分にイスコの FK が起点となった攻撃から、アントニーが鮮やかな左足のボレーシュートでゴールネットを揺らし、待望の先制点をチームにもたらせた。Rソシエダード は悪い流れを断ち切るため、2 枚替えで守備の強化を図り、ベッカーを前線に置いてカウンターを狙うも状況は変わらない。
ベティス、3 点差に
ベティスはその後も攻撃の手を緩めず、19 分にヘスス・ロドリゲスのドリブルシュートが DF に当たった後、マルク・ロカが追加点を記録する。さらに 24 分、マルク・ロカが今度は低弾道のミドルシュートをゴール右下隅に突き刺し 3 点差にした。
Rソシエダード、ベッカーが退場
その直後にベッカーが相手の足を踏んで退場になったことで、試合は 15 分以上残るも事実上終了。退場者を 2 人出したRソシエダード はそのまま 0-3 の惨敗を喫し、公式戦の連勝が 3 でストップした。今年に入りリーグ戦 6 試合戦うも、わずか 2 勝という厳しい状況に陥っており、勝ち点 31 のままで 11 位に後退した。対するベティスは勝ち点を 32 に伸ばして 8 位に浮上した。