シャポバロフ、膝のケガから復帰して見事優勝!ATP ツアーでキャリア最大のタイトル獲得
デニス・シャポバロフが膝のケガから復帰し、ATP ツアーで見事優勝を果たしました。

シャポバロフ、膝のケガから復帰して見事優勝!ATP ツアーでキャリア最大のタイトル獲得
2025 年 2 月 3 日から 9 日までアメリカ・テキサス州ダラスで開催された ATP ツアー公式戦「ダラス・オープン」(ATP500/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、デニス・シャポバロフ(カナダ)が第 2 シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を 7-6(5) 6-3 で破り、チャンピオンに輝きました。
25 歳のシャポバロフは、ATP ツアーの同種目でタイトルを獲得したのは昨年 11 月のベオグラード以来で、キャリア 3 度目(準優勝 5 回)となります。しかし、過去 2 度はいずれも ATP250 大会でした。
今大会でのシャポバロフは、2 回戦で第 1 シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を 2-6 6-3 7-6(2)で、準決勝ではディフェンディング・チャンピオンで第 3 シードのトミー・ポール(アメリカ)を 7-5 6-3 で破り、3 人のトップ 10 プレーヤーに勝利して優勝を果たしました。
「うれしいことがたくさんある。もちろんこれは僕にとってキャリア最大のタイトルだ。数年前(2022 年ウィーン決勝)にダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦したときはチャンスがあったけど、彼は第 1 セットを落としたあとに素晴らしいプレー(4-6 6-3 6-2 で勝利)をした。でも今回は強さを発揮して勝つことができて本当によかった」とシャポバロフは試合後のオンコートインタビューで語りました。
シャポバロフは、2022 年夏にトップ 10 入りしていましたが、膝のケガで翌年の後半を棒に振り、昨年 1 月に復帰したあと一時世界ランクを 140 位まで落としていました。
「物凄く大変だった。コートに戻れるか、そもそも復帰できるかさえわからない時期が何度もあった」とシャポバロフは大会前半に明かしていました。
「コートに戻るだけでも大変なのに、僕が元のレベルに戻るために皆が多くの努力と犠牲を払ってくれた。自分が今このようにプレーできていることが信じられない。自分のプレーができるようになりつつあるという手応えを感じることができて本当にうれしいよ」とシャポバロフは続けて語りました。
続いて行われたダブルス決勝では、予選から勝ち上がってきたクリスチャン・ハリソン/エバン・キング(ともにアメリカ)がアリエル・ベアル(ウルグアイ)/ロバート・ギャロウェイ(アメリカ)に 7-6(4) 7-6(4) で競り勝ち、ともにツアー初優勝を飾りました。